定番のフロッグスキンと同じく、欧米人向けの「スタンダードフィット」と、日本人の骨格に合わせた「アジアンフィット」の2タイプが展開されているので、購入時には注意しておきたいところ。その大きな違いはノーズパッド。アジアンフィットのほうは同部分がやや厚めに仕上げられており、彫りの浅い人でもズレにくくなっています。ただし、骨格によってはスタンダードフィットのほうがしっくりくる場合もあるので、できれば事前に試着したほうが良いでしょう。 1975年にカリフォルニアで設立された『オークリー』。もともとモトクロス用のハンドグリップメーカーとして始まり、現在はご存じの通りサングラスのトップブランドとして支持を集めています。今回ご紹介する「フロッグスキン」は同社の名を広めるきっかけになった存在であり、今も圧倒的な人気を誇る永世定番です。その歴史は古く、初登場は1985年。当時は単なる日よけとしての印象が強かったサングラスに高いデザイン性を融合させ、サーファーやミュージシャンといった高感度な層から人気を集めることになります。その後90年代に惜しまれつつ生産中止となりますが、2007年に待望の復刻。以降、揺るぎない定番品として今日まで君臨し続けています。 前にも触れた通り、「フロッグスキン」が人気を集める理由は機能&デザインの高次元な融合にあります。機能面でとりわけ特徴的なのは、独自の特許フレーム素材・オーマター。アセテートよりも軽量で、かつ耐久性にも富むこの素材が、極上の掛け心地を叶えてくれます。さらにレンズには、ショットガンで撃っても割れないといわれ、UVカット性能にも秀でたプルトナイトレンズを使用。